すべての試乗記 > トヨタの試乗記
> |
プリウスS E-Four(新型/4WD)雪道試乗記
前ページ:(新
型/4WD)プリウスS E-Four試乗記
前ページで述べている通り、新型プリウスには4WDとなるE-Fourが廉価グレードのEグレード以外で選択することが可能です。
|
(おさらい)試乗車概要
TOYOTA PRIUS S E-Four(ZVW55)
新しくなったプリウスは大台である40.8km/Lの燃費性能を達成(Eグレード/JC08モード)し、当然ガソリンを入れるだけで走れるという意味では
日本一の燃費性能です。
なにせ、TENGAとかいうものが採用され
たとかで、低重心が実現されたようです。しかし、TNGAとはネーミングセンスを感じることが出来ません・・・。
正式グレードと概要
TOYOTA PRIUS S E-Four
排気量
|
1,800㏄+
モーター
|
最高出力/トルク
(システム出力)
|
122ps/-kgm |
走行距離 |
250km
|
今回の平均燃費
|
20.3km/L
(満タン法)
|
車両本体価格 |
約280万円ほ
ど |
試乗日の路面状態 |
スノー・ドライ
(アイスガード装着)
|
今回の試乗車はプリウスSと呼ばれるグレードで下から2番目のグレードです。50型のプリウスには理想的な最低限の装備があります。
また、大半のレンタカー会社が導入しているグレードにもなっているようです。
なお、E-Fourの公表されている燃料消費率は34.0km/L(JC08モード)となっております。
4WDの設定グレードはS以上のみ
|
|
さて、2016年3月の暖かくなり始めた北海道は登別にやってきました。
場所は道道2号線でオロフレ峠と呼ばれております。
この場所を選択する理由として、
・交通量が少ない
・除雪はされているものの、しっかりされていないため、深い雪が残っている箇所が多い
・山の中にあるため、夕方にはアイスバーンの状態になる。
・急な上り坂も多いため、坂道発進の実験に適している。
・札幌/新千歳空港からも近い
という理由があります。
試乗した日は気温が高くなっており、アイスバーンよりも滑りやすく危険なシャーベット上になった路面での試乗となりました。
トヨタ
プリウスS E-Four 雪道試乗記
寒冷地や極寒地民の悲願であろうトヨタの超低燃費ハイブリッド車の4WDの販売。
プリウス E-Four
凍結路面における坂道発進性能
・他の4WD車と比較をして問題なし
4WDで一番求められることは、凍結路面において安定して発進することです。プリウスE-Fourでシャー
ベット状の路面で坂道発進を行ってみましたが、少しだけ滑りながらも無事に発進することが出来ます。
・市内のタクシー会社に需要がありそう
もともと北海道内でもプリウスのタクシーは走っていますし、そもそもプロパンガスで走るタクシーの大半は後輪駆動車になっています。札幌市内を例に、いつ
も問題と感じるのが大雪が降っている時に、タクシーが発進する際に、当たり前のようにホイルスピンを起こしながら発進しています。
気軽に購入できるプリウスE-Fourであれば、安定した発進を行うことが出来るでしょう。
Prius
E-Fourによる雪道走行性能
・当たり前だがドライバーが滑ったと感じる前に制御に入る
⇒「滑る」という恐怖が感じにくいです。(ただし、制御に入るだけであって滑ります。)
・あくまで補助装置であるため高い速度域ではE-Fourの効果を発揮
せず
⇒性能は良いですが、あくまで補助装置である認識を持つべきでした。
・雪とアスファルトがあるような路面では燃費が悪くなる?
1.アクセルを踏んだ状態で雪道に入ると、トラクションコントロールが作動するため減速します。
2.減速をしないために、アクセルを深く踏みます。
3.アクセルを深く踏んだ状態でアスファルトの部分に出ると、トラクションコントロールが停止することから、急激に加速をする。
と言った状態です。
ここがコンピュータ制御の弱点なのかな?と思います。
さて、色々と分かりづらい説明をこれまで述べましたが、結論を申し上げると、実用上まったく問題を感じず、安心して走れる4WDであると思いまし
た。
なんといっても、ある程度の雪道や上り坂であっても、当たり前のように走行してくれます。
とはいえ、私が2016年冬に試乗した最強の4WD車(レヴォーグ・アウディA4アバント・ランドクルーザープラド)と比較をすれば、もっとも横滑りした
クルマになりました。
下り坂のアイスバーンには要注意
あと、気のせいかもしれませんが、先代プリウスよりもエンジンブレーキの効きが良くなった印象を受けます。そのため、下り坂でも安心なのですが・・・、
その下り坂がアイスバーンだったりすると、
4WDとは関係ありませんが、ハイブリッド車独特のブレーキの踏み心地(少し踏んだらガクンとなる)により、すぐにABSが作動してしまいます。そのた
め、制動距離が大幅に伸びることがあり、止まるのが困難です。
したがって、今どき雪道で急停止する際に、ポンピングブレーキを用いる方は、それが難しいクルマでもあるので、注意が必要です。(プリウスの他、アクアや
クラウンHVなども)
トヨタ 50系
プリウスS E-Four 総評
50系プリウスは良い方向に進化を遂げたのではないでしょうか。アクセルを軽く踏んだ際の加速感であったり、ハンドリングも。特別良くなったわけではな
く、相変わらず「つまらないクルマ」でも、いつもの日常にプラスαが出来るようになったと解釈できるでしょう。
ただ、デザインに関してはどうも好きになれません。
せっかく日本一売れる車なのだから、もっと良いデザインがあるはずです。これが、これからのトヨタのデザインになることを考えただけでも残念でなりませ
ん。
最後に
新型プリウスの試乗記のページでは、お下品な表現が多すぎて大変申し訳ございませんでした。
関連項目:
トヨタ C-HR
S-T(4WD/1.2Lダウンサイジングターボ)
トヨタ C-HR G ハイブリッド
トヨタ アクア
X-URBAN(10系/後期)
トヨタ カローラフィールダー
ハイブリッドG W×B
C220d(BlueTEC) Avantgarde
レクサス CT200h バージョンC
マツダ デミオXD(ディーゼル)
フォルクスワーゲン ゴルフ7 コンフォートライン
トヨタ クラウン マジェスタ Fバージョン
アウディ A4
2.0TFSIクワトロ(B9)
ランドローバー ディスカバリースポーツ
<あわせて見てほしい>
北海道札幌でオススメのホテル
ドーミーイン PREMIUM札幌宿泊記
|
ホーム | リンク | 撮影について | Challengedrive.netにつ
いて | 運営者情報
|