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トヨタ アルファード 2.5 S(7人乗り/30系)
アルファードはトヨタを代表するフラッグシップ ミニバン。市場としては、日本や香港などアジア圏を中心とし、ライバルは日産エルグランドです。ヴェル
ファイアと兄弟車ではあるが、ヴェルファイアはネッツ系のディーラー、アルファードはトヨペット系ディーラーで販売しています。
このページでは、走行性能などについて紹介しています。内装などについては前のページをご覧ください。
アルファード2.5S 7人乗り
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(おさらい)試乗車概要
ALPHARD 2.5 S 2WD(7 seater)
30系アルファードはヴェルファイアとともに2015年にフルモデルチェンジを果たし、最高級ミニバンとして不動の地位を確立しました。
最上級グレードにエグゼクティブラウンジを設定することで、クラウンを超える豪華な装備+広い足元を実現し、役員車としての需要もあります。
正式グレードと概要
TOYOTA ALPHARD 2.5 S(2WD)
排気量
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2,500㏄
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最高出力/トルク |
182ps/24.0kgm |
走行距離 |
130km
|
今回の平均燃費
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-km/L
|
車両本体価格 |
約358万円ほ
ど |
試乗日の路面状態 |
ドライ・ウェッ
ト
|
|
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今回試乗したアル
ファードは、燃費が良くガソリン車であることから車両本体価格が安い直列4気筒2.5Lエンジンを搭載した車両になり、家計にも優しい高級ミニバンになっ
ています。
また、7人乗りで快適性は増しますが、アルファードのSというグレードはスポーティなグレードに該当し、18インチアルミ・エアロ・スポーティなインテリ
アなどが主な特徴です。そのため、役員車というよりは、究極のファミリーカーとしての役割が強そうです。
アルファード 2.5 S 走行性能
アルファードはサーキットを走るよな車両では無いため、このページでは実用的な走行性能を紹介したいと思います。
新しくなったサスペンション(ダブルウィッシュボーン)ダブルウィッシュボーンとは、説明すると長くなるので省略しますが、乗り心地の良いクラウンにも採用されているなど、アルファードも乗り心地が良くなったことを表します。
と、トヨタは誇らしげに語っているワケですが、実際運転席に座った限り、そのダブルウィッシュボーンのサスペンション魅力はよく分かりません。
ただ、先代と比較をして1つだけ言えるのは、コーナーでの取り回しが大幅に楽になりました。
ミニバンと言うと、車高が高いためにカーブを通過すると車体がふらつく傾向があります。当然峠道を走る場合には、後ろから来たスポーツカーかイカれたドリフトマンに煽られるのが一般的です。
しかし、30系アルファードの場合、今回は首都高のカーブですが、ある程度のスピードでカーブを曲がったとしても、想像以上の安定感をもたらしてくれます。もっとも、ミニバンには違いないので峠を走ればイカれたドリフトマンに煽られるのは変化無いと思います。
あとは、先代アルファードも悪くありませんでしたが、高速直進性能も向上しました。
2.5Lエンジンでは十分ではあるが物足りない
私は初代アルファードからなんだかんだ運転する機会がありました。初代のアルファードで高速道路を走行すると、ある速度から急激に加速が落ち、「もし自分が購入するなら2.4Lでは無理」なんて思ったりもしました。
20系アルファード・ヴェルファイアになってからは ある程度改善されましたが、現行にアルファードになってからは2.4Lから2.5Lに排気量アップが施されました。
結論を申し上げると、アルファードの重たいボディで2.5Lでは正直物足りません。
具体的には高速道路や片側1車線の道路で追い越しをする際には排気量がモノを言うようです。
当然、3.5Lあればアクセルを踏めば容易に加速することが可能です。しかし、2.5L+CVT+エコカーの場合、アクセルを踏んでもなかなか加速をせ
ず、追越を躊躇することもありました。したがって、あまり燃費を気にせずに長距離を走ることが多い方は、3.5Lをオススメします。
もし、奥様の反対で2.5Lしか購入できない場合・・・
家庭で一番権力を持っているのは奥様なので、加速性能云々の話はまず理解してくれないでしょう。(3.5Lだと燃費は悪すぎ、税金は高すぎ・・・)
ただ、2.5L車でもスムーズに追い越しをする方法があります。
それはシフトチェンジを行うことです。
最近の車はエコに重点を置いているため、Dレンジでアクセルを深く踏んだとしても瞬時に回転数が上がることはありません。
そのため、アルファードの場合にはマニュアルモードを用いて、加速する直前(アクセルを踏みながら)にシフトダウンを行えば、急激に回転数が上がるため、急加速をすることが可能です。
アルファードでは駐車場は入れにくい
これだけ大きなボディでFF車ですので、駐車場の出し入れは決して簡単ではありません。
広い駐車場であれば特に問題はありませんが、狭い駐車場の場合には何度か切り返しが必要になる場合があります。そのため、バックモニタは装備した方が良い1台でもあります。
アルファード 2.5 S その他気 になるところ
いくつかアルファードの気になる点をまとめました。
電動式パーキングブレーキ&ブレーキホールド機能
アルファードのパーキングブレーキも電動式になりました。
写真右上Pを手前に引けばブレーキが掛かり、ブレーキを踏みながらPを押すとブレーキが解除されます。
試しに、走行中にパーキングブレーキを掛けると、いかにも後輪でABSが作動していることが分かります。(あまりに危険なので実行しない方が良いです)
また、高級車の基本的な装備である、ブレーキホールド機能も装備されました。
ブレーキホールド機能は、信号待ちなどでスイッチをONにすると、ブレーキペダルから足を話しても、ブレーキが掛かった状態をキープしてくれます。アクセルを踏むとOFFになります。
ということで、3代目になり、運転時における快適性も向上しました。
カーナビはオプション
トヨタエントリーナビ
アルファードはエグゼクティブラウンジ以外のすべてのグレードは、カーナビはオプションになっています。新車で発注時にメーカーオプションの純正ナビを装備することも出来ますし、購入後にディーラーオプションの少しランクの低いナビも装着可能です。
あるいは、カー用品店やネットなどで自分でナビを購入し、それを装着することも可能です。
(この場合、装着できるナビか要確認。)
ちなみに、ヴェルファイア エグゼクティブラウンジのページでも紹介しましたが、アルファード
でメーカーオプションの純正SDナビを装着した場合、最低で50万円以上かかります。そのため、廉価グレードを購入する方の多くは、ディーラーオプション
の比較的価格の安いナビを装着するそうです。
ナビの機能としては、特に問題ありませんが、メーカーオプションの純正ナビを装備しない場合、写真上(左寄り)にあるキノコミラーが法律により「もれなく」装備されてきます。
後部座席も独立でエアコン設定
後部座席のエアコンのスイッチ
この装備に関しては、初代アルファードからあり、最低グレードでも装備されていますね。
ちなみに、運転席からでも後席エアコンの状態を確認できるようです。
アルファード 2.5 S 7人乗り 総評
前回のヴェルファイア エグゼクティブラウンジのようなVIPカー(頭が悪くない方のVIP)では無く、スポーティ要素の強い車両でしたので、少し乱暴な運転をしてみたのが主な特徴です。
それで分かったのは、先代アルファードと比較をしても、何となく快適性は向上しましたし、足回りは間違えなく圧倒的に良くなっていることが分かりました。
今回の2.5Sですが直列4気筒2.5Lの場合は燃費も悪くなく、車両本体価格も安く抑えられることから、
・少し贅沢なファミリーカー
・中小企業の社長が後部座席に座ることのある社用車
・週末にサーフィンを行う方
・(中古車だったとしても)学生の方
あらゆる利用法に向いているクルマではないでしょうか?
特に男子学生がこのような車を持っていようものなら、女子学生からキャッキャ言われるのは間違えないでしょう。それと引き換えに、いつも強制的に運転手をさせられるでしょう・・・。
とにかくオールマイティなクルマです。
アルファード2.5S ポイントとまとめ
・快適な車であることから運転席以外に乗る人は喜ぶ。
・輸入車とは異なり社用車としても嫌味が無い。
・車の大きさから毎日通勤で乗るには推奨できない。
・あくまでもミニバン。運転を楽しむためには購入してはならない。
・高速道路で前の車に追いつけば避けてくれることが多い。
⇒ただし、追い越し車線を走行しているアルファードが多いのも事実。
・かなり売れ筋の車のため、周りを見るとアルファードばかり。
・ボディが重たく、2.5Lエンジンでは物足りない。
ということで、Challenge drive.netでは、もし懐に余裕があるなら、3.5Lを購入することをオススメしたいと思います。
関連項目: ヴェル
ファイア エグゼクティブラウンジ3.5
トヨタ ヴェルファイア3.5ZA”Gエディション”
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