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ランドクルーザー プラド TZ-G(ディーゼル)
ランドクルーザー プラドはトヨタを代表する4WD車で、すでにランドクルーザー プラドTXの試乗記のページで紹介済みです。2015年より、プラドにもクリーンディーゼ
ルが復活し、ファンが泣いて喜んでいるところでしょう。
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試乗車概要
LANDCRUISER PRADO TZ-G(Diesel)
ランドクルーザープラドにディーゼルが復活したことで、本格的なオフロード車が復活したと言えます。
正式グレードと概要
TOYOTA LANDCRUISER PRADO TZ-G
排気量
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2,800㏄
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最高出力/トルク |
177ps/45.9kgm |
走行距離 |
382km
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今回の平均燃費
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-km/L
(満タン法)
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車両本体価格 |
約600万円ほ
ど |
試乗日の路面状態 |
スノー
(アイスガード装着)
|
ランドクルーザー プラド TZ-Gは最上級グレードに位置し、豪華な装備がついております。
また、以前はV6-4.0Lエンジンが搭載されていたグレードでしたが、ディーゼルの復活に伴い、TZ-Gには直4-2.8Lにダウンサイジングされてい
ます。
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ランドクルーザー プラド
エクステリア(ほぼ おさらい)
以前試乗したプラドTXと外観的な違いは、ほぼありません。ただ、後述しますが、装備の有無などでキノコミラーが無かったりします。
いかにも本格的オフロード車
トランクルームの扉は横開きになっています。
ランドクルーザー プラド
TZ-Gのインテリア
ステアリングは最上級グレードらしくウッドコンビです。
ランドクルーザー プラドTXと比較をしながら、TZ-Gのインテリアを紹介したいと思います。
本革シート装備車
フ
ラクセンのレザーシート
ランドクルーザープラドは、高級車的な位置づけでは無いため、本革シートではあるものの、ベンチレーション機能がついているわけでも無ければ、クッション
長調整機能も無く、レクサスRXとは方向性が異なるというのは明白です。(レクサスGXは分かりませんが・・・)
ちなみに、シートの色についてはベージュのようなフラクセン以外に、ブラックも選択することが可能。白基調のシートは汚れが目立つので、長い期間乗るので
あればブラックをオススメします。
一応、電動シート(写真左)とシートヒーター(写真右)は装備されています。
TXの場合は布シートなのは全く問題の無いことですが、いくら高級車的な位置づけでなくても、あまりにも安っぽい印象があり、レザーシートは装備した方が
良いと感じた次第です。
後部座席は普通の広さ
普通の広さのように見えますが、座ってみると十分な広さがあります。
トランクルームは広め
今回は、あまり時間が無かったので広げなかったのですが、今回試乗したプラドTZ-Gも3列目シートが装備された7人乗りの車両です。プラドTXのページ
でも紹介しましたが、3列目はあまり広くなく、大人6-7人で長距離の移動は適さないでしょう。(荷物も入らなくなります。)
ランドクルーザー プラド
TZ-G(ディーゼル)走行性能
今回は350km以上の距離を走行しました。
力強いディーゼルエンジン
今回試乗したプラドの最大の目玉はクリーンディーゼルエンジンにあります。最上級グレードである、TZ-Gは以前はV6-4.0Lのガソリンエンジンが搭
載されていましたが、現在は2.8Lディーゼルエンジンのみが設定されています。
近年、一般的にディーゼルエンジンと言えば、「燃費が良いのに加速が良い」と言われています。
プラドに搭載されているエンジンもその考え方で間違えはありませんが、
アクセルを踏んだ時の加速感が非情にモッサリし
ているのが特徴です。
エンジンの性能というよりは、2.3トンの車両重量が原因と言えるでしょう。
普通にアクセルを踏んでも良い加速感は得られず、100km/hまで加速をするのが少々億劫でして、燃費向上には貢献しそうです。とはいえ、アクセルを深
く踏んだ時には、それなりの加速感があります。
NAVI-AVS(左下)やらリア電
子制御エアサスペンション(左上)
今回の試乗車はTZ-Gのため、AVS(Adaptive Variable Suspension
system)とリア電子制御エアサスペンションが装備されています。
AVSは、サスペンションの硬さが調整できるため、峠を走行する時はSPORTに入れたり、高速道路を走行する時にはCOMFORTに入れたりして乗り心
地が改善されます。3段階に調整可能。ただし、SPORTに入れても足回り性能の向上は気休め程度です。
また、エアサスペンションも装備されており、車高調整が可能なため、
このような急な坂でも、車高を高くすれば、お腹を擦らずに済むことでしょう。
(この坂は普通にしていても、お腹は擦りませんでした。)
いずれにしても、上記のような装備があるため、TXと比較をした場合、快適に走行することが可能でした。
ランドクルーザー プラド
TZ-Gの機能性 他
試乗したプラドTZ-Gの機能を簡単に紹介しました。
メーカーオプション
T-Connect SDナビゲーションシステム
普通は取りつけないであろう、メーカーオプションの純正ナビです。
近ごろのトヨタの純正ナビの特徴として、クラウンなどの高級車にもSDナビが採用されています。5年ほど前のSDナビは反応が鈍すぎて使い物にならず、大
半の純正ナビはHDDナビでした。
ということで、時代の流れを勝手に感じた次第です。
ランドクルーザー プラドの純正ナビも例に漏れずステアリングスイッチが装備されています。
オーディオの切り替えやボリューム調整が目線をそらさずに可能になります。
でも、一番したのカメラのボタンを押してみると、
色々な場所が見えます。
このカメラ機能がついているおかげで、メーカーオプションの純正ナビを搭載している車両には、キノコミラーが装備されないで済むのです。雪道を走ってカメ
ラが汚れない限りは、こちらの方がクリアに写るから良いかと思います。
スーパーライブ
サウンドシステムの音質
メーカーオプションの純正ナビを装着するともれなく装備されます。
通常6つしか装備されていないスピーカーがスーパーライブ サウンドシステムを装備することで14個ものスピーカーが配置されます。
ただ、実際にBluetoothに繋いで音質を体感してみましたが、設定が悪かったのか音がこもっており、高い金額出して装備するには
もったいないです。
※上記の純正ナビの装備は、プラドTZ-G(ディーゼル)に限らず、すべてのグレードでオプションで装着可能です。
フルタイム4WDであることが分かり
ます
使い方はよく分かりません。
クロールコントロールという悪路をより力強く走る装置が装備されている場合は、なんかもっとすごいスイッチ類がついているようです。
とはいえ、北海道の雪道を走行するだけであれば、上記の装備で充分だと思います。もし、道なき道を進むような場合には、「クロールコントロール」を約12
万円オプションで装備することをオススメします。
MTモード付き6AT
トヨタではマニュアルモードではなく、シーケンシャルシフトマチックと言いますね。
以前試乗をしたプラドTXは普通の4ATでMTモードも装備されていませんでしたが、今回試乗したプラドTZ-G(ディーゼル)には6ATが装備されてい
ます。というよりも、現在はすべてのプラドが6ATになりました。
右側のステアリングスイッチ
トヨタの車には、左側がオーディオ系のコントロールで、右側を操作すると・・・、
マルチインフォメーションディスプレイの操作が可能です。
マルチインフォメーションディスプレイとは、燃費情報を見たり、航続可能距離を確認することが主だと思いますが、ランドクルーザー
プラドの場合は、セカンド発進への切り替えや傾斜角を確認したりするなど、重要な機能を持っているようです。
ランドクルーザー プラド
TZ-G(ディーゼル)総評
力強いエンジンが特徴のV6-4.0Lがラインナップから無くなった(選択肢が狭まった)のは少々残念ですが、2.8Lのディーゼルエンジンは力強い走り
を体感させてくれ、新しい選択肢を与えてくれたような気がします。(一応、以前よりディーゼルはありましたが)
2.7Lガソリン車と比較をすると、加速も良いため追い越しをする際も快適です。
一方、最低グレードのTXと比較をするとレザーシートが装備されるなど、豪華な内装になっていますが、あまり高級感を感じることは無く、高級感を目的とし
て最上級グレードのTZ-Gを購入することはオススメできません。
ただ、AVSや車高を調整できる機能が装備されるなど、TZ-Gならでは装備もあるほか、クロールコントロールなどは、TZ-Gしかオプションで装備する
ことが出来ません。
さて、購入するのはオススメかどうかと尋ねられれば、いくら以前と比較をしてオシャレなSUVになったと言えども、普段使いするには大きい車体は不便で
す。したがって、地方に住んでいる方や北海道あたりのドコ行っても広いような場所にお住いの方には、お勧めしたい1台です。
関連項目:
ランドクルーザープラドTX(ガソリン)
レクサス LX570(後期)
トヨタ C-HR S-T(4WD/1.2Lダウンサイジングターボ)
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