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ハリアー ハイブリッド プレミアム(60系)
(アドバンスド パッケージ装備車)
トヨタ
ハリアーは、1997年より発売されたクロスオーバーSUVです。かつては、レクサスRXの日本仕様車がハリアーでしたが、現在ではNXなどが比較対象車
になります。
このページではハリアーハイブリッドの走行性能や機能性を紹介していま
す。
外観や
内装の紹介はこちら
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(おさらい)試乗車概要
HARRIER HYBRID PREMIUM
”Advanced Package”
ハリアーと言えば、日本におけるプレミアムSUVの先駆け的な存在でもあり、初代レクサスRX(当時のハリアーのレクサス仕様車)は北米を中心に大ヒット
しました。
ランドクルーザーが悪路を走破することに特化したSUVであるのに対し、ハリアーやレクサスRXは街中での走行を重視しているのが特徴で、デザインも丸み
を帯びています。
そのため、オンロードの峠道でも快適な走行が可能です。
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(おさらい)正式グレードと概要
排気量
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2,500㏄+
モーター
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最高出力/トルク
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走行距離 |
約140km
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今回の平均燃費
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測定せず
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車両本体価格
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約460万円
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試乗日の路面状態
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ドライ
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今回は3代目ハリアー(60系)の試乗記です。
ハリアーの最上級グレードが「プレミアム」と称し、「アドバンスド パッケージ」は、プリクラッシュ
セーフティシステム等の安全装備が充実しているグレードとなり、今回試乗したハリアー ハイブリッド・プレミアム
アドバンスドパッケージは、ハリアーの最上級グレードに該当します。
高級SUVと呼ばれるハリアーの最上級グレードが、このご時世で500万円以下で購入できるのは、魅力的では ないでしょうか?
ハリアー プレミアム
アドバンスドパッケージの装備
ハリアーの最上級グレードであるプレミアム
アドバンスドパッケージには、どのような特別な装備があるか紹介します。なお、一部を除き、ハイブリッドとガソリン車と一緒になると思います。
純正
TコネクトSDナビゲーションシステム(メーカーオプション)
ハリアー専用の純正ナビです。
スマートフォンのように操作できるのが特徴です。
上記に「(メーカーオプション)」と表記をしましたが、今回試乗したアドバンスドパッケージを選択した場合には標準装備されています。
また、この純正ナビは全グレードでメーカーオプション(発注時に選択)で選択が可能になりますが、あまりナビにこだわりが無いような場合、もっと割安なナ
ビの装着も可能になっています。
でも、アドバンスドパッケージに標準装着される
純正ナビの凄さはココからです!
JBLプレミアムサウンドシステム
(11スピーカー)
以前ヴェルファイア エグゼクティブラウンジでも紹介したJBLプレミアムサウンド
システム
スピーカーの数は11個と控えめですが、感動するほどの音質ではありませんが、高級車にふさわしい、満足できる音質であると感じました。
アドバンスドパッケージには、JBLも標準装備。
それ以外のグレードでは約42万円ほどのお支払いで純正ナビとJBLが装備されます。
(最低グレードGRANDではJBLの装着は不可)
パノラミック ビューモニタ
車両のあらゆる場所にカメラが付いており、前輪の死角になる部分をカメラで確認可能。
小さい子供が隠れている場合に有効であるのはモチロンのこと、ホイールを縁石に擦ることも回避出来ます。
そして、これがさらに進化すると・・・、
上から車両周辺を映してくれます。
(あくまで車両についている複数のカメラから映し出し合成しているものですが、実際の周辺の映像と同じです。)
プリクラッシュ
セーフティシステム(衝突被害軽減ブレーキ)
ハリアーの全グレードにオプションで装備可能ですが、アドバンスドパッケージには上記が標準で装備されています。
Challengedrive.netでは、あらゆる車種で紹介しているので、手っ取り早くどのようなモノか紹介すると、
・追突の予防⇒前方不注意などで前方の車に追突しそうになった場合、警告したり自動的にブレーキが作動
・レーダークルーズコントロール⇒セットすれば、前方の車の速度に合わせ加減速をしてくれる。
などが装備されており、快適なドライブを提供してくれます。
今後の予測としては、衝突被害軽減ブレーキ装備車の保険料が割安になることから、オプションで割高だとしても、ぜひ装備したい機能の1つです。
ハリアー プレミアム
アドバンスドパッケージ 走行性能
今回はプレミアムSUVということで、一般的な視点で快適性を考えてみました。
なぜハリアーの車両本体価格が安く
なったか?それはダウンサイジング
先代のハリアーは、
〇直列4気筒 2.4L
〇V6-3.0L⇒のちにV6-3.5L
〇V6-3.3Lハイブリッド
一方の現行60系ハリアーは、
〇直列4気筒 2.0L
〇直列4気筒 2.5Lハイブリッド
となり、ダウンサイジングされたことが分かります。
欧州車の場合、ダウンサイジングされても、ターボで出力が維持されています。そのため、車両本体価格も維持されてしまっています。一方のハリアーは、パ
ワートレインがダウンサイジングされましたが、出力までダウンサイジングされた結果、価格も下がりました。
ここから本題です。
さて、ダウンサイジングされた直4-2.5L+モーターのパワートレインは、燃費性能を重視した かなりエコな味付けが特徴です。
うたい文句は3.0L相当の加速性能を持っているとの事ですが、確かに必要十分な性能は持つものの、先代の3.5L車と比較をしてしまうと、かなり物足りないクルマになってしまったと思います。出来れば、ガソリン車のラインナップに3.5L
またはディーゼルも加えてほしかったのが本音です。
運転のしやすさ
運転席からの眺め
セダン車からSUVに乗り換えると、視点が高くなる等、運転しにくいイメージがありますが、ハリアーは少し慣れれば運転のしにくさは感じません。
また、先述した2.5Lハイブリッドは超低燃費+街中の走行には最適であるほか、ハリアーには4WD特有のハンドルの切れの悪さもそれほど感じることは無
く(ハリアーHVは全車E-Four)、セカンドカーとしての位置づけも悪くないと思います。
あと、気になるところと言えば、クラウンハイブリッド等と同様にハンドルが軽すぎて、車自体がおもちゃのような印象を受けてしまうことでしょうか。
ハリアー ハイブリッド
プレミアム アドバンスドパッケージ 総評
トヨタが目指した若返りが図られているかは何とも言い難い所ですが、今回試乗した3代目ハリアーハイブリッドは基本的に良いクルマです。
用途としては、街中での走行はもちろん、たまの長距離ドライブもパワーが物足りないことを除けば、特に問題ありません。
とはいえ、トヨタの車はある意味で無難に作っていることもあり、これ以上のコメントのしようが無いことも事実です・・・。
以上
関連項目:
トヨタ C-HR S-T(4WD/1.2Lダウンサイジングターボ)
トヨタ C-HR G ハイブリッド
ランドクルーザー プラドTZ-G(ディーゼル)
ランドクルーザープラドTX(ガソリン)
レクサス LX570(後期)
レクサス RX450h バージョンL
マツダ CX-5 XD
プロアクティブ(ディーゼル)
マツダ CX-5 XD プロアクティブ
トヨタ プリウスS E-Four
SQ5(3.0/クアトロ)
アルファード 2.5S
7人乗り(2WD/30系)
トヨタ クラウン ハイブリッド
ロイヤルサルーン(2.5)
日産 ジューク NISMO
日産 エクストレイル 20X
エマージェンシーブレーキパッケージ
アウディ A4
2.0TFSIクワトロ(B9)
アウディ Q7 2.0TFSIクワトロ
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