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メルセデス・ベンツ Aクラス A180スポーツ
W176型/後期モデル
メルセデス・ベンツAクラスはメルセデス・ベンツが販売しているCセグメント
ハッチバック車であり、ライバルはVWゴルフ・BMW1シリーズ・Audi A3に該当します。
このページは2ページ目になります。最初からご覧いただく場合には、
メルセデス・ベン
ツAクラス A180スポーツ(外観とインテリア)をご覧ください。
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(おさらい)試乗車概要
Mercedes-Benz A-Class A180 Sports
今回試乗したメルセデス・ベンツAクラスは3代目に該当します。
かつてAクラス販売当初はBセグメントに位置し、少々小さめの車両でしたが(でも日本では3ナンバー)、W176型はCセグメントに位置しています。
(おさらい)正式グレードと概要
Mercedes-Benz A180 Sports
排気量
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1,600㏄
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最高出力/トルク |
122ps/20.4kgm |
走行距離 |
120km
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今回の平均燃費
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-km/L
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車両本体価格 |
約400万円ほ
ど |
試乗日の路面状態 |
ドライ |
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A180スポーツ
は、AMGラインに位置づけされるグレードであり、大径ホイールやエアロ、スポーツサスペンションなどが装備されています。
また、A180 Sports(スポーツ)は英語読みでありながら、A250 SPORT
4MATIC(シュポルト)はドイツ語読みになります。大きな違いとしては、A250シュポルトの方がより、スポーティな走行に適しているクルマとなって
いるようです。
メルセデス・ベンツ
A180スポーツ 走行性能
今回の試乗車のA180スポーツはスポーツ志向の強い車であり、おもにクルマの楽しさについて紹介したいと思います。
高速道路走行時の安定性は抜群
ドイツ車なのでもはや説明するまでもありません。
ただ、扁平タイヤを装着している関係で轍があったりするとハンドルを持っていかれることが あります。
7G-DCT装備により街中などの発
進でもたつく
デュアルクラッチ搭載であることから発進時に少しもたつきます。
また、A180に搭載されている1.6Lターボエンジンですが、制御の関係もあるのか、あまり加速性能が良いとは言えず、アクセルペダルを半分くらいまで
踏み込んでも、あまり加速してくれない一方、キックダウンをすると急加速をしてくれます。
これが最近のエコカーなのでしょうが、私はアクセルを軽く踏んでも進まないクルマがどうも好きになれません。
乗り心地も良く、駐車場や狭い道も走
行しやすく普通に良いクルマ
メルセデスAクラスはハッチバックで荷物もある程度積むことが出来ることから、セカンドカーとしても良いクルマでしょう。
駐車場に入れる際も、ハンドルのキレが良いため、思った以上に一発駐車も出来たりします。また、バックモニタも標準装備(上から眺めてくれませんが)され
ているため車庫入れも容易です。
ただし、A180スポーツのフロントバンパーは少々低めになっており、普通のタイヤ止めでギリギリなので前進駐車は推奨できません。
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ここまでA180のごく普通の走行性能について紹介しましたが・・・、
実はA180スポーツには走行モードを切り替えすることが出来る機能が装備されているのです。
(多分Aクラス全車種に装備されていると思いますが)
サスペンション
スポーツモードが意外とすごい
画像の上に注目してください。
A180 Sportsには、DYNAMIC
SELECTのボタンがハザードランプの左に設置されており、それを押してスポーツモードを選択すると、よりスポーティな走行モードを選択することが可能
です。
このダイナミックセレクタについては、以前C220dのページでも紹介していますが、スポーツモードに切り替えたとしても、メルセデスの場合はあまり変化
を感じられないのが特徴だったりします。
ワンプッシュで一気にスポーツ走行に切り替わります。(写真はIndividualですが)
今回は山道を走行したわけではありませんが、ちょっとしたカーブを曲がる際にもメルセデスA180スポーツは気持ち良いハンドリングを提供してくれます。
もちろん先述している通り、コンチスポーツコンタクト5を装着しており、より一層の走行性能が得られているものと思われます。
なお、A250シュポルトを除き、サスペンションの硬さを調整する機能はありません。
このことから、タイヤ選びって結構大事だったりしますね。
メルセデス
A180スポーツ その他 気になった点
コンパクトでありながらメルセデス・ベンツが持つ最新テクノロジー満載のクルマのようです。
レーダーセーフティパッケージはオプ
ションで装備可能
意外と駒沢通り(東京世田谷区・目黒区)でも便利です。
(都市部の一般道での利用は推奨されていませんのでご注意ください。)
要するに「ぶつからないクルマ」でありながら、「前のクルマに追従する機能」を持っています。安全性が大幅に向上するほか、前方の車に神経を使う必要が無
く、運転の快適性が大幅に向上します。(Challenge drive.netでは、あらゆるクルマで何度も紹介しておりスミマセン)
オートマチックハイビーム(LED
ヘッドライト)も装備
おそらくレーダーセーフティパッケージの一環として装備されているものと思われますが、メルセデス・ベンツAクラスにもオートマチックハイビームが装備さ
れています。
ただし、今回は夜間走行を行わなかったため、どのような切り替え機能が付いているかは検証できませんでした。(いずれにせよ、夜間
地方で走行する際に装備されていると便利です。)
コラムシフト採用と
やる気のないパドルシフト
メルセデス・ベンツのAT車で常識となったコラムシフトです。
ワンタッチでシフトポジションをチェンジ出来るため、使い慣れると便利なモノです。ウインカー操作をする際に誤る可能性があるので注意が必要です。(前進
中にリバースやパーキングには入らないそうですが、少なくともニュートラルには入ります。)
そして、(山道や急な下り坂などで)シフトチェンジする際にはパドルシフトを利用しますが、ボタンの押し心地から考えると、あくまで変速をするためのもの
であり、スポーツタイプのような変速を楽しむものでは無いようです。
スピードメーターが見づらい
以前C220dのページでも紹介していますが、アナログのスピードメーターは見づらく、瞬時に今何キロで走行しているかが分かりません。
なお、速度計に関してはデジタルでも表示されるように設定することも可能です。(写真で言うODOメーターとTRIPメーターが表示されている場所)
クライメートコントロール装備車
フルオートエアコンかつ左右独立で温度調整が可能です。
左右独立で温度調整できる点について、複数人乗車でもあまりメリットを感じたことがありませんが、フルオートエアコンそのモノについては、大変便利なもの
であり、AUTOにしておけば、後は勝手に温度調整をしてくれます。
プッシュスタート(キーレスゴー)な
どは標準装備
プッシュスタート・コンライト・電気式パーキングブレーキ
最近の高級車(メルセデスは高級ブランドではあるのでAクラスも高級車とくくります。)では、上記の装備も当たり前になってきましたね。
Mercedes-Benz
A180 Sport 総評とまとめ
個人的な意見ですが、レクサスCT200hなどと比較をすれば、プレミアムコンパクトという名称が適切などのはメルセデス・ベンツAクラスになると思いま
す。やはり、ブランド力とプリウスを進化させたクルマとは一味違います。
さて、A180スポーツについてですが、アクセルの踏み心地と個人的に体にフィットしないシートを除けば、不満が無い車です。無難かと思い、コーナーを攻
めれば期待通りの応えてくれ、ドイツ車らしく高速道路の安定性は優れています。乗り心地も普通に良いです。
そのため、セカンドカーとして所有するというよりは、一家に1台のクルマとして所有する選択肢も大いにアリでしょう。(実際、宣伝も功を奏しメルセデスベ
ンツの販売台数は飛躍的に伸びています。)
メルセデス・ベンツA180スポーツ
まとめ
・コンパクトでありながら優れた走行性能。スポーティ性能も十分。
・コンパクトでもメルセデス・ベンツ。
⇒どうしてもメルセデス・ベンツブランドに乗りたい方にはオススメ。
・レーダーセーフティやオートマチックハイビーム等は他のメルセデス・ベンツ車と同性能。
・ファミリー向きではあるが、後部座席が広くないのが難点。
・とは言いつつ、A180スポーツは見た目がカッコイイ。
・とにかくメルセデス・ベンツ。
ということで、メルセデス・ベンツを購入するにあたってハードルの低くなったのがĄクラスです。私はメルセデス・ベンツを購入=見栄っ張りの称号という考
えは一切ありませんが、高級ブランド品が手軽に買えるようになったと考えれば良いかと思います。
車両本体価格も良心的で、アルファードやヴェルファイアを購入するのと同じ金額で購入出来ます。(車内の広さなどの実用性は異なりますが)
もしよろしければ、
メルセデスAMG A45 4MATIC
もご覧ください。
関連項目:
E220ブルーテックAMGスポーツパッケージ(W212)
C220d(BlueTEC) Avantgarde
メルセデス・ベンツC180カブリオレ スポーツ
メルセデスAMG C43 4マチック
BMW 1シリーズ 118d Sport
レクサス CT200h バージョンC
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