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メルセデス・ベンツ Eクラス E220 BlueTEC
Mercedes-Benz W212 E220 BlueTEC(Diesel)
日本へのクリーンディーゼル車導入の先駆け的存在でもあるメルセデス・ベンツが、2015年にラインナップを拡充させました。そのうちの1台が今回試乗し
たE220 BlueTECです。
2006年にE320 CDI日本国内唯一のディーゼル乗用車として導入。2009年フルモデルチェンジより少し経ってからE350
BlueTECを日本市場に導入。その後ディーゼルエンジン搭載車はSUV車両(MLクラスやGLクラスなど)を中心に拡大してきました。(いずれもV6
エンジン)
しかし2015年は大きな変化の年であるとも言え、日本市場に直列4気筒エンジンの
ディーゼル車の販売が開始されました。力強さを持ち、さらに低燃費になったエンジンはEクラスの他にCLSやCクラス、さらには最高級車S
クラス(ディーゼルハイブリッド)と幅広いラインナップになりました。
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試乗車概要
Mercedes-Benz E220 BlueTEC Avantgarde(AMG Sports package)
排気量
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2.2L
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最高出力/トルク
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走行距離
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約550km
(高速・山道・街中)
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今回の平均燃費
(街中の平均燃費)
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TTL
13.5km/L
街中 8.0km/L
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車両本体価格
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エクステリアのデザイン(E220d
Avantgarde)
まず、Eクラスの中でもグレードの低いE220dやE250はAMGスポーツパッケージが標準装備。素直に考えないのなら、安いグレードの車でもパッケー
ジオプションを標準装備することで単価アップを狙っていると考えてします。(E400やE550にも標準装備ですが・・・)
また、日本国内においてはeleganceやstandardの販売はされておらず、日本国内のEクラスのすべてがスポーティなフロントグリルになってい
ます。
AMGスポーツパッケージで装備されている18インチホイールやAMGスタイリングパッケージはスポーティな外観を演出し、前期モデルと比較をしても、な
かなかカッコイイ仕上がりになっている のではないでしょうか。
インテリアデザイン
本革シートは装備されず
ピンボケしておりますのでご了承ください・・・。
E220dには本革シートは装備されておらず、レザーDINAMICAなるものがシートに採用されています。どのようなものかを簡単に説明するなら、座面
部分は布・それ以外は人工皮革をしたスポーツシートが採用されています。
昔からの電動シート
座席はグレードが低くても助手席も電動シートが装備されています。また、メルセデスベンツは私が知る限り30年以上前からドアの見える場所に座席の調整ス
イッチが装備されており、初めてパワーシート装備車に乗る人でも容易に操作が出来きるようです。
スポーティなインテリア
インテリアパネルはウッド調なのかプラスチックなのか貧乏人の私には見分けがつきません。また、ボタンの一つ一つはアルミ調で出来ており、高級感で考えれ
ば劣るものの、スポーティな車内を演出しています。
中央にあるアナログ式の時計は一目で何時か分かるため、かなり好評です。
2012年に大幅なマイナーチェンジを行っているものの、基本構造は2009年の車両であるため、パーキングブレーキに目を向けると古臭さが残っていたり
します。ほとんどが電気式のパーキングブレーキになりました。
その一方で最新式のコラムシフトが採用され、シフトチェンジはパドルシフトのみで操作することが可能。
その他Eクラスについ
て
あまり悪く言う所が無い車であると感じておりますが、強いているならスポーツシートであるならば、もう少し埋もれた体勢で運転したいです。(少々座高が高
い)
メーターにはステアリングスイッチより、車の様々な調整や設定ができるようになっています。現行型が販売された当初は文字が出るだけでしたが、現在は液晶
が表示されており、分かりやすくなっています。
E220d
AMGスポーツパッケージ 走行性能
メルセデスのAMGスポーツパッケージには なかなか乗る機会が無く、今回初めて長距離に乗車しましたが、まずは長距離走行でも疲労感をあまり感じません。
また、以前にはC200 CDI(ドイツ仕様)を運転したことがありますが、C200と比較をしても静粛性は増した印象を受けました。
排気量は2.2Lのディーゼルターボで車両の大きさや重量を考えると少々物足りないですが、力強さはあり、日本の高速道路を“常識の範囲内”で走行する分
には全く問題はありません。
なお、200km/hを出す
のは一苦労です。
大人のゆとりのハンドリング
BMWの530i
Mスポーツパッケージ(2008年モデル)と比較をすると、気持ち良く走れたとしても面白味は全くありません。後部座席に酔っ払いを乗せて峠で攻めたりす
れば、間違えなくゲ■まみれにされます。
装着タイヤも攻めを重視したタイヤではありません。(ポテンザRE050)
ドイツ車らしい抜群の安定感のある中に乗り心地も重視していると言えば、聞こえは良いでしょうか。
なお、高速道路走行時にはメルセデスらしい安定感を持った走行をすることが可能であり、総合的に見ればパワーがあれば、最高の車であると感じます。
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ジー満載のメルセデスEを検証
関連項目:
CLS350BlueTEC
Shooting Break
メルセデスAMG E43 4MATIC
C220d(BlueTEC) Avantgarde
BMW318d Luxury
クラウンハイブリッド アスリートS
BMW5シリーズ 523i Mスポーツ
日産
フーガ250GT(後期/インフィニティエンブレム)
USトヨタ カムリSE(北米仕様)
日産 V37スカイライン
200GT-t(次世代ターボ)
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