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メルセデス・ベンツ C220dアバンギャルド
このページは前回の続きで、C220dの乗り心地や快適性を紹介します。
前回:メルセデス・ベンツC220d アバンギャルド
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(おさらい)試乗車概要
Mercedes-Benz C220d Avantgarde
現在のCクラス(W205)は2014年に販売開始され、2015年に日本市場にもCクラスのディーゼルが投入されました。
日本仕様において、以前はブルーテック(BlueTEC)と表記されていましたが、現在は”d”と表記されるだけにとどまりました。
正式グレードと概要
Mercedes-Benz C220d Avantgarde
排気量
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2,200㏄
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最高出力/トルク |
170ps/40.8kgm |
走行距離 |
100km
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今回の平均燃費
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11.2km/L
(メーター読み)
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車両本体価格 |
約560万円ほ
ど |
試乗日の路面状態 |
ドライ |
C220dセダンにはアバンギャルドの設定しかなく、Sportや車両本体価格の安いベースグレードを選択することは出来ません。
なお、今回の試乗車にはレーダーセーフティパッケージが装備されています。
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C220d Avantgarde
走行性能
Cクラスは先代W204型より、BMW3シリーズに対抗してかスポーティ色を強めました。それは見た目だけではなく、走行性能にも磨きをかけました。との
事のです。
さて、現行型のモデルはどのようになりましたでしょうか。
C220d
アバンギャルドの乗り心地
シートは欧州車らしく硬めにできており、座った瞬間の座り心地は良くないものの、たとえ長距離ドライブであっても疲れを感じにくいシートでしょう。
ただ、普通に走行している時において、ポンポン跳ね上げるような感じがあり、あまり走行時の乗り心地の良さを感じることは出来ません。
C220d 2.2Lブルーテック
ディーゼルエンジン
C220dに搭載されているエンジンはE220dに搭載されているエンジンと同一のものになり、すでにE220
ブルーテックには試乗済みです。E220BlueTECでは力強さはあるものの瞬発力を感じられませんでしたが、ボディの軽いC220ブルーテックではど
うでしょうか。
答えを申し上げるのであれば、体感的にはあまり感じませんでした。
とはいえ、必要十分な力強さがあり、このC220dも究極の買物カーと言えるでしょう。
C220dアバンギャルド 高速走行
時の性能
今回は「法定速度」をキッチリ守っての試乗です。
先ほど、「走行時にポンポン跳ね上がるような乗り心地」と述べましたが、高速道路においては一変し、適度になります。たとえば、橋のつなぎ目を通過する際
にも大きな揺れを一切感じず、ある意味ではSクラスの乗り心地を体感できます。
C220d アバンギャルド
ハンドリング
ハンドリング性能は残念な車です。ドイツの車ですので、本気走行時にハンドルを本気で切れば、ある程度車がそれに応えてくれます。
が、一般的な走行をしている最中にハンドルを切ると、タイムラグが発生するため、ハンドリング性能が悪い車という印象が強くなってしまいます。なお、
SPORT+モードで走行しても、ハンドリングは少々怪しいかと思います。
C220d 9G-TRONIC
要するに9ATということです。100km/hを超える速度域でも2000回転以下で走行することが可能ですが、運転している限りでは特にこの恩恵を感じ
ることはありませんでした。
C220d
Avantgarde その他 気になった点
基本的にはすでに紹介しているE220dやS550Lと同じ技術であることが多く、大したことはありませんが、簡単に紹介します。
便利なレーダーセーフティパッケージ
ディストロニック プラス
もともとは、追突事故などを防ぐためのモノですが、クルーズコントロールと組み合わせることで、前方の車と一定の車間距離を保ち続けながら走行してくれま
す。100km/hで設定すれば、100km/h以内の速度で前方の車に追走します。
もちろん、それ以外にもオートマチックハイビームなどの装備あり、ドライバーは前を見ているだけでOKという時代もすぐそこまで来ています。
何だか見にくいアナログスピードメー
ター
運転席から眺めた感想なのですが、文字が小さく、アナログの速度計が少々見にくいです。特に老眼になると大変でしょう。
スピードメーターだけなら、真ん中にデジタルで表示させることは可能です。
パーキングブレーキは電気式に
この車もとうとう足踏み式サードブレーキが無くなり、電気式パーキングブレーキになりました。少々押しづらい所に設置されていますが、ドアを開くと自動的
にブレーキが掛かるようになります。
分かりづらくなったCOMMAND
System
ナビなどのモニタはコレを使って操作します。
正直、今回も使い方を覚えることが出来ませんでした・・・。
Mercedes-Benz
C220d Avantgarde 総評
個人的にメルセデスベンツの一番の伝統って、誰が乗っても運転しやすい車であると考えており、この新しくなったW205のCクラスも、最新テクノロジーを
使いこなすのに時間は掛かりそうなものの、視界は良く大変運転しやすい車であると言えます。
また、今回の試乗車のブルーテック
ディーゼルもC180(1.6Lターボ)と比較をすれば、圧倒的な力強さを誇り、街中でも高速道路でも十分な加速性能と燃費性能を誇り、快適なドライブを
楽しめます。
ただ、気になる点としては、車両本体価格が少々高めに設定されており、C180アバンギャルドの480万円に対し、C220dは560万円です。(スペッ
クでは比較になりませんが)
そのため、どれだけ燃費性能が良くても少々足踏みをしてしまいそうです。もう少し安ければ本当に非常にコストパフォーマンスに優れた良いクルマになると思
います。
関連項目:
メルセデス・ベンツC180カブリオレ スポーツ
メルセデスAMG C43 4マチック
メルセデス・ベンツ GLC220d 4マチック
メルセデスAMG E43 4MATIC
E220ブルーテックAMGスポーツパッケージ
メルセデス・ベンツS550L
CLS350BlueTEC
Shooting Break
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