すべての試乗記 > メルセデス・ベンツの試乗記 >
|
メルセデス・ベンツ
W222 Sクラス S550L
Mercedes-Benz W222 S-Class S550L
メルセデス・ベンツSクラスは、メルセデスの中における最高級モデルです。常に最先端を行くメルセデスのSクラスですが、このW222型のSクラスも例外
では無く、感動的な装備を多々感じることが出来るでしょう。
かつてメルセデス・ベンツのSクラスと言えば、究極のバブルの象徴と言えるクルマであり、W126型=メルセデス・ベンツSクラスとお思いの方は多いはず
です。そんな誰もを魅了するメルセデス・ベンツSクラスの最新鋭のモデルに試乗します。
|
試乗車概要
Mercedes-Benz S-Klasse S550Long
排気量
|
V8-4.6L
ターボ
|
最高出力/トルク
|
455ps/71.3kgm
|
走行距離
|
約100km
(街中・首都高)
|
今回の平均燃費
|
街中
5.1km/L
|
車両本体価格
|
1,600万円
|
今回試乗したS550Lは、マイバッハを除けばS600Lに次ぐ最上級グレードの車両です。標準装備されているものが多く、一般庶民からすれば「贅沢なモ
ノ」しかオプションで選択するものは無いと言える車だと思います。
今でもお金持ちの人は こよなく愛しているクルマであるうえ、バブルの頃の名残なのか、いまだに日本国内においても左ハンドルが多く街中を走っています。
試乗地:東京都心
エクステリア(S550ロング)
大昔からのメルセデスファンの方にとって、現在のEクラスが販売されてからはメルセデスは死んだと解釈される方は多く、メルセデス・ベンツの新しいモデル
が出るたびに、がっかりさせられることが多かったように思えます。
しかしながら、このSクラスあたりのモデルからは、原点回帰をするようなデザインが採用され、伝統と風格を兼ね備えた、メルセデス・ベンツの最上級らしい
デザインになったと思います。
ロングボディのため少々長め
クラシックな高級車
最新のデザインでありながら、どこかクラシカルな雰囲気を醸し出しており、まさに走る芸術品です。美しいです。
すべてのライトにLEDを採用
記憶が間違えていなければ、世界で初めてインテリアを含むすべてのライトにLEDが採用されたのがメルセデス・ベンツSクラスです。
LEDは節電効果があるためバッテリーが長持ちし、地球環境に良い影響を与える他、外側では視認性の向上にすぐれており、安全性が高まります。
メルセデス・ベンツS550Lのインテ
リア(前席)
少なくとも日本国内で販売されているSクラスは本革シートが採用されています。グレードやパッケージオプションによりEクラスと大して座り心地が変わらな
いものから、ふかふかの快適なソファのような座席もあります。
快適なシート
S550ロングは
ふかふかで快適なコンフォートシートが装備されており、「腰痛の人」や「痔の人」でも快適にドライブが出来ることでしょう。難点は、革の経年劣化が普通の
革よりも激しく、長年の間にひび割れが発生することがあります。
また、シートヒーターはもちろん、ベンチレーション機能も装備されているため、冬も夏も快適です。
クラシカルなインテリア
綺麗な木目とクラシカルなデザインは「素晴らしい」の一言に尽きます。見ていても飽きることは無く、究極の優雅に浸れることでしょう。
また、ある程度の操作をCOMMAND
System(車両モニタ)で行うほか、スイッチの類を極力デザインの一部にすることで、スッキリした内装を演出しています。
クラウンのように、どこに何
のスイッチが集約されているのか分からないということは無く、快適な操作を実現します。
さらには、モニタが巨大化されたほか、カーナビに表示される自車の動きもスムーズになっています。
すべてにおいて、時代の最先端を行く車であることは現代においても変わらないようです。
COMMAND
Systemのコントローラー 他
大半の車両の設定はこのコントローラを利用して行うことが出来ます。カーナビ・オーディオはもちろん、エアコンの調整だったり、シートのマッサージ機能
(オプションの選択により異なる)、牽引アラームOFF※までも、COMMAND Systemで行います。
※牽引アラームとは、キーをロック掛けた状態で車が傾いたり、大きく揺れたりすると、周りにいる人に聞こえるよ
うクラクション(または警報音)が鳴ります。機械式駐車場の場合は、パレットが動く際に車が大きく揺れることから、アラームがビービー作動することが多々
あります。このような機能は、トヨタのクラウン以上の高級車やレクサス・BMW・Audiの上級車にも装備されていますが、だいたいはワンプッシュで設定
できます。そのため、Sクラスは少々面倒です。
あとは、アイドリングストップをOFFにするためのECOボタンが左からだと目立たない場所にあったりします・・・。
電動シート・シートヒーター・ベンチ
レーション 他
メルセデス・ベンツのパワーシートのスイッチはは大昔からドアについていました。そのため、初めてパワーシートの車に乗る人でも、容易に操作をすることが
出来ます。
昔と比べれば、機能性がかなり充実し、クッション長の調整やシートヒーターにベンチレーション、さらには助手席のシートの調整も運転席から容易に出来るよ
うになりました。
なお、スピーカーはブルメスター社製のスピーカーが13個も装備されており、素晴らしい音質を楽しむことが可能。個人的な意見ですが、おそらくBOSEや
マークレビンソンよりも良い音質であると思います。
ステキすぎる!メルセデス・ベンツ
S550Lの後部座席
メルセデス・ベンツのSクラスは、ショーファーカーとしての位置付けが強く、後部座席の快適性を重視している車種です。
かなり足元の広い後部座席
足元はかなり広く出来ており、どんだけ足が長くても足を伸ばすことが可能。全長は5.25mもあります。今回の試乗車はS550Lの中ではベースグレード
で無オプションでしたが、ショーファーパッケージやファーストクラスパッケージを装備することで、フットレストも装備されます。
後部座席にも快適なコンフォートシー
ト
広いうえに座り心地が良く、リアシートも腰痛持ちや痔の人が快適に過ごせます。
レクサスLSと比較をするとボタンの類が少なめ。リクライニング機能も装備されており、このような空間でぜひシャンパンを飲んでみたいと思います。
また、電動サンシェイドが後部座席のすべてのガラスに装備されており、プライバシーや太陽から守れます。
お洒落なアンビエントライト
アンビエントライトとは、間接照明のことで、アンビエントライトを使うことで、さらに高級感が深まります。アルファードやヴェルファイアなどにも似たよう
なものが採用されていますが、ここまでオシャレなライトは なかなか珍しいです。
それが・・・、
夜になると、さらに引き立つ内装です。
さらには・・・、
ラ〇ホテル顔負けの照明設備です。特に赤色を利用すれば・・・・(以後自粛)
文字が多くなったので次のページに続く(メルセデス・ベンツS550Lの走行性能や快適性)
関連項目:
E220ブルーテックAMGスポーツパッケージ
CLS350BlueTEC
Shooting Break
レクサス LS500h バージョンL(50系)
ヴェル
ファイア エグゼクティブラウンジ3.5
レクサス LS460 バージョンC(後期)
トヨタ クラウン マジェスタ Fバージョン
|
ホーム | リンク | 撮影について | Challengedrive.netにつ
いて | 運営者情報
|