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レクサスRX450h バージョンL
LEXUS RX450h Version.L(2WD)
レクサスのRXは2009年の3代目より日本国内で販売を開始され、それ以前はハリアーで販売されておりました。ハリアーの後継車として販売はされている
ものの、以前のハリアーよりも一回り大きくなり、また、現行のハリアーと同じ大きさの車種はレクサスのNXとなります。
今回の試乗車は後期モデルであり、フロントにスピンドグリルを採用したことが大きな違いになります。また、レクサスRXは2015年にすでにフルモデル
チェンジを果たしておりますが、中古車を購入する際に参照していただければと思います。
RX450hにはアルファードやヴェルファイアに搭載されているほぼ一緒のV6-3.5Lエンジンにモーターが搭載されており、実質4.5L相当のパワー
があるとのことですが、実際にはいかがでしょうか。
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試乗車概要
正式グレード
LEXUS RX450h Version.L (GYL15W)
排気量
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3.5L+モー
ター
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最高出力/トルク
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TTL約300ps/-
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走行距離
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約600km+α
(高速・山道・街中)
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今回の平均燃費
(街中の平均燃費)
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TTL
13.0km/L
街中 9.5km/L
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車両本体価格
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650万円ほ
ど?
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試乗日の路面状態
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ドライ
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LEXUS
RX450hのエクステリア
プレミアムSUVらしく、高級感(または威圧感)を持たせたフロントグリルとなっております。一目でレクサスだと分かりますが、後方から車間距離を詰めら
れると少々怖くなります。
以前はハリアーのレクサス仕様がRXで販売されており同じ大きさでしたが、現在のRXは一回り大きくなり、世界のプレミアムSUVとして戦える車格になり
ました。(以前からレクサスではGXはありました。)
標準では18インチのホイールが装備されていますが、オプションで19インチにインチアップすることが可能。しかしながら、さらなる扁平ホイルを純正品で
装備することは出来ず、街中しか走れないSUVとしてはマイナスポイントになるでしょう。
かなり初期のころからLEDヘッドライドが装備
RXやLSはレクサスブランド当初からハイブリッド車を販売していましたが、当時のLEDが高価な頃から標準装備にて販売しておりました。もちろんAFS(コーナリングライトの進化版)も装備。
レクサスRX450h インテリア
RX Version.Lは本革シート仕様
Version.Lには本革シートが標準装備。さらに運転席の座面の長さを調整することができ、足が長い人でも腰を痛めず運転することが可能です。
シートの座り心地は、ごく普通の日本車という印象であり、長距離ドライブに向いているかは疑問点があります。(柔らかくて楽ですが、一般的に長距離ドライ
ブは硬いシートが良とされている)
また、ウッドコンビステアリングも装備されおり、高級感を演出しています。(なお、レクサス車にはウレタンステアリングを装備している車両は少なくとも日本仕様にはありませ
ん。)また、高級車では当たり前のステアリングスイッチも装備されています。
あと気になる点と言えば、ハイブリッドシステムインジケータが装備されているのですが、LSやCTがタコメーターに変えられるのに対し、RXはタコメー
ターで走行することが出来ません・・・。
高級感を感じられないインテリア
パネルを見てみると、あまりに安っぽく、なぜこの車を高級ブランドとして販売しているかが理解することが出来ません。少なくとも日本国内でのブラ
ンド力はメルセデスベンツには勝てないので、トヨタ得意の車内の高級感を見せつける演出をRXにも導入するべきです。
RX450h 走行性能編
V6-3.5Lのエンジンとモーターを搭載したRX450hは高速道路の余裕の走りを見せてくれ、快適なドライブを楽しむことが出来ます。とはいっても、
RX350と比較をすると瞬発力は劣り、どうしても「走りがおもしろくない」エコカーとなってしまいます。
街中でも低燃費で走行することが出来、高速道路を走行しても燃費が悪くないため、かつ車内は広く、ある意味万人受けしそうな車でもあります。
高速安定性は車高が高い車である割には悪くありません。おそらくドイツのアウトバーンで性能の限界を試すことは可能です。でもライバルであるドイツのプレ
ミアムSUVと比較をすると指一本で超高速で走行することが可能なドイツ車に対し・・・という印象です。
足回りはドイツ車と比較をしても柔らかめです。この乗り心地に関しては日本人やアメリカ人好みの足回り設定になっているでしょう。ハンドリング性能が劣る
以外では、あまりデメリットは感じられませんでした。
その他 気になった点
レクサスRXは、後期モデルになってからトランクが自動で閉まるようになりました。今時はどのワゴン車でも当たり前になった装備ですが、「閉めるのが自
動」よりも「開くのが自動」である必要があります。(トランク開くときって、だいたい荷物持っていません?)
また、ラジージルームはSUV車なので広めにできていますが、トランクの入口が高いところにあるため、大きな荷物の出し入れがしづらいです。
ナビのコントローラ
慣れるまで使いづらいそうなマウスタイプになっています。
タッチパネルと比較をすると
なかなか評判の悪いシステムなのですが、ナビの操作自体は今までのトヨタ車通り使いやすく、私自身は嫌いではありません。
(カーナビのモニタが汚れる方が
嫌いですが)
この頃のRXはハイブリッドシステム自体は最新テクノロジーそのものですが、それ以外はあまり最新テクノロジーが採用されていない印象を受けます。
(ほと
んどがオプション)
LEXUS RX450h
Version.L 総評
1人でドライブもよし・仲間でドライブも良し・長距離ドライブもよし とかなりバランスのとれている車である印象を受けました。
難点としては高級車として販売している割に内装の高級感はゼロ。2WD車を設定することはSUVが形だけであるとと感じてしまします。(燃費は良くなる
し、SUVに乗ること自体がオシャレだとは思います。)
もし、足回りがガッチリしたタイプご希望ならF-SPORTをオススメします。(乗ったことありませんが)
関連項目:
レクサス LX570(後期)
アウディ Q7 2.0TFSIクワトロ
クラウンハイブリッド アスリートS
ヴェルファイア エグゼクティブラウンジ3.5
BMW X1 sDrive18i xLine
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