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レクサスCT200h バージョンC
レクサスCT200h(Creative
Touring)はトヨタの高
級ブランド レクサスで販売されているプレミアム コンパクト ハイブリッドです。
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試乗車概要
LEXUS CT200h Version.C
トヨタの高級ブランドレクサスで販売されているCT200hは、レクサスの中では最廉価モデルとして販売され、レクサスの入門的存在のクルマです。
特徴としてはトヨタらしく、2015年現在ハイブリッド専売車であり、ハッチバックのみが販売されています。
兄弟車はプリウスであることから、少々残念な車なのか、それともAクラス/1シリーズ/A3に匹敵するプレミアムコンパクトカーなのかを考えてみたいと思
います。
正式グレード
LEXUS CT200h Version.C (ZWA10)
排気量
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1,800㏄+
モーター
|
最高出力/トルク |
-ps/-kgm |
走行距離 |
約500km
(高速・街中) |
今回の平均燃費
(街中の平均燃費) |
測定せず |
車両本体価格 |
約400万円ほ
ど |
試乗日の路面状態 |
ウェット |
|
|
LEXUS CT200h
Ver.Cのエクステリア
今回の試乗車は2014年に登録されたCT200hの後期モデルになります。エクステリアの特徴としては、レクサスやトヨタの高級車でお馴染みの「スピン
ドグリル」が採用されています。
レクサスらしさあるスピンドグリル
最近のレクサス車のフロントグリルはスピンドグリルで統一されています。そのため、まだブランド認知度こそ低いものの、一目見ればレクサス車であることが
分かります。
あと、LEDヘッドライトが装備されています。
リアはいたって普通のハッチバック
特にコメントすることはありませんが、外観から想像するに狭そうな車内を印象付けるのでは
ないでしょうか。ちなみに、ブレーキランプはLEDが採用されているものの、方向指示器などは電球という少々時代遅れ感のあり、Aクラスなどには及ばない
ことを印象付けます。
LEXUS CT200h
Version.C インテリア
レクサスCT200hは最安値とも言えどもレクサスブランドであり、安っぽい印象付けしてはいけません。さて、どのような内装なのでしょうか?
高級感は感じられないがオーソドック
スなインテリア
だいたいプレミアムコンパクトと言うと、アルミトリムが採用され、スポーティ感を演出している傾向にあると思います。
しかし、CT200hにおいてはアルミトリムは採用されているものの、プラスチックが多用されており、あまり高級感は感じられません。
また、その一方で本革ステアリングが採用されている点は良く、またステアリングスイッチやクルーズコントロールも装備されているようです。
バージョンC以上にはパワーシートが
標準装備
述べては失礼かもしれませんが、こんな車でも電動シートが装備され、快適なドライブが可能です。ただし、上級車のようにクッション長調整機能までは
さすがに装備されていないようです。
シートの座り心地は、欧州車に近く長距離のドライブも快適に過ごせそうなシートです。
CT200hの後部座席は狭い
ドライバーが誰かにもよりますが、大きい人がドライバーの場合は、その後ろに乗る人は窮屈な思いをしながら乗る必要がありそうです。
ハイブリッドであるからか狭いため、後部座席の快適性に関してはフォルクスワーゲン ゴルフに軍配が上がりそうですね。
何とかスペースを確保したトランク
この辺りは、欧州のハッチバックもあまり広くはありません。が、CT200hの場合はハイブリッドでバッテリーやらを多く積んでいる関係で、容積は維持し
たものの、若干狭い感じは否めません。
もっとも、ゴルフバッグを3つ以上積むわけでなければ特に問題にはならないでしょう。
LEXUS CT200h
Version.C 走行性能
今回は高速道路や街中走行が中心となりました。
街中ではプリウス譲りの低燃費性能
レクサスCT200hはプリウスと比較をすれば、豪華な装備が多い分、重量も重くなるため、低燃費効果は得られません。ですが、ある程度まではモーターで
加速することが出来るため、低燃費に大きく貢献しているものと思われます。
足回り性能も欧州をライバルとしていることもあり、悪い味付けではありません。しかし、重量が重たい車体はハンドリング性能を阻害し、ターボでは
無いエコな車は走り出しの加速に感動することが出来ないのです。
高速道路の走行性能は悪し・・・
まず、基本的なこととして高速道路においてハイブリッド車の燃費性能は重量が重たくなるため不利になります。
例えば、GS450hのようなハイパワーなエンジンを搭載しているような車の場合だど、重たくなった重量をパワーでカバーすることが可能。しかし、
CT200hに搭載されているエンジンは1800㏄であり、決して高出力車とは言えず、高速道路で出したいだけスピードを出すと、すぐにガソリンが無く
なってしまいます。
また、高速走行時における加速性能はプリウスやアクア同様に非常に悪く、ベタ踏みしたとしても満足いく加速感は得られません。例えば、追い越し車線を
いつまでも走行しつづける日曜ドライバーがいたとしても、左車線からの追い越すことは出来ないのです・・・。
まぁ、正直残念な車ですし、プレミアムを求めないのであればプリウスをオススメします。
LEXUS CT200h その他
気になった点
コントローラ(リモートタッチ)は相
変わらず評価が悪い件
日本人が一番使いやすいカーナビ(またはインフォメーションモニタ)はタッチパネルのようです。しかしながらレクサスは欧州車に対抗して、このようなコン
トローラ(リモートタッチ)を採用。
このリモートタッチはCTだけではなく、LSやISにも採用されています。
長年使っていれば慣れますし、左手をひじ掛けに置く感覚で利用できるため、必ずしも悪い評価を与える必要は無さそうです。
オーディオの性能はGood!
レクサスのエントリーモデルのCTでも十分かつ満足いくオーディオを聞くことが可能です。
今回の試乗車はVersion.Cですが、バージョンLやFスポーツのグレードであれば、「マークレビンソン プレミアムサウンド
システム」をオプションで選択することが可能です。とはいえ、マークレビンソンを装備しなくても、なかなか良い音質です。
ちなみに、AUX・USBのほかBluetoothでも音楽を聴くことが可能。
レクサス CT200h
バージョンC 総評
私はトヨタの小排気量ハイブリッド車(プリウス・アクア等)を日本の高速道路の渋滞の元凶という認識を持っています。(アクセルを踏んでもスピードが出
ず、追い越し車線に遅い車も含めて集中する・・・)
そのような車であるため、燃費は悪くありませんが「つまらない車」という印象は拭い切れません。
そして、車両本体価格も気になるところで、今回の試乗車であるバージョンC(必要最低限の贅沢な装備車両)が400万円、最低グレードでも370万円と
なっております。プリウスにレクサスエンブレムをつけた車なのに、プリウスの中間グレードよりも100万円高い・・・。
今後の私の期待としては、ぜひとも「LEXUS
CT200t」(ターボ)※を出してほしいと言ったところでしょうか。基本的な足回り性能は欧州車と比較しても悪くなく、レスポンスの良いエンジンと組み
合わせれば、ドイツ車に負けないクルマになるのではないでしょうか。
※必ずしも2.0Lターボである必要は無く、オーリスなどに搭載されている1.2Lターボでも十分では ないでしょうか。
関連項目:
フォルクスワーゲン ゴルフ7 コンフォートライン
BMW 1シリーズ 118d Sport
レクサス RX450h バージョンL
レクサス LX570(後期)
マツダ デミオXD(ディーゼル)
メルセデス・ベンツAクラス A180スポーツ
トヨタ プリウスS E-Four
アウディA1 1.0TFSI スポーツバック
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トヨタ アクア X-URBAN(10系/後期)
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